小学校5年生の片づけ力・家庭科で学ぶ整理整頓
親子向けのお片づけ講座でもよくお話している
小学5年生の「家庭科片づけの授業」を見学した時のことです。
見学と共に、お片づけのゲストティーチャーとして授業にも参加
子ども達の質問に答える時間もいただきました。
子どもにも「自分の片づけ方」がきちんとある。
個性・こだわり・感性によるたくさんの収納方法を見学できたことで
授業で芽生えた「片づけの芽」を伸ばしたい!!育てたい!!と心から感じた一日。
Contents
5年生の理解力と表現力
ファミ片(親・子の片づけ教育研究所)の親子向けイベントでは、子ども達と一緒にお片づけワークをします。
どの年齢の子ども達も、素晴らしい片づけ力を感じますが
5年生はまたさらに、理解力と表現力が素晴らしいと感じました。
家庭科「整理整とん」の授業内容
5限目◆おどうぐ箱の整理
6限目◆家から持ってきた空き箱をつかって収納
「整理整とん!ビフォーアフター!」
5限目は教科書でしっかり、整理整頓について先生から学びます。
整理をしないとどんな事に困る?先生の質問にも積極的に答えます。
(よ~くわかっているんですよ。お母さんにもこの授業は見せたい!)
6限目、子どもたちは仕切りを作ってお道具箱を整頓します。
使用回数(使用頻度)や、使用する目的(何の授業に使うか)
奥と手前、どこに収納したら使いやすいか考えていきます。
嬉しい!スッキリ!楽しい!
整頓が終わると「出来ました!」「見てください」と続々と列が出来、
自分のお道具箱を見せにきてくれました。
先生の盛り上げ方が素晴らしい
活気あふれる授業は、私も講師として学ぶことがたくさんありました。
先生の授業の盛り上げ方は、私がお片づけワークをする時の参考にしています。
そして、先生は褒め方も上手!
私も負けじと「ここの工夫がいいね!」「素晴らしい!」と褒めまくると、
「廊下のロッカーも片づけました!見てください!」
「ランドセルのロッカーもやりました!」という子が続出!
クラス中が自主的に片づけ始めた効果には、私も先生もびっくり!
片づけをすることは、親にとっては当たり前?!
元気な5年生男子の
「家庭科って楽しくてたまらない〜」
という発言が印象的だったこの授業
子ども達のお片づけ連鎖を見ていると、
片づける→褒められる→嬉しい→スッキリすると気持ちいい→楽しい!
とても、素直な行動です。
そういえば・・・親は「片づけて当たり前」と思っている
こんな風に、片づけたわが子を褒めてあげたことはあったかな・・・と
私も、自分を振り返り反省しました(^^)
子ども達の感想
2クラス・約30人分の片づけを見せてもらいました!
(いやぁ~楽しかった!!)
ハサミ一つとっても子どもによって収納場所が違い、こだわりの箇所や悩む理由も様々
- 仕切りの箱におしゃれでふたを付けたい子
- 仕切りの箱がぴったりすぎて定規が入らないことに悩む子
- きれいに収めることを意識する子
- もはや工作が楽しくて仕方ない子
大人の役目は困ったときにサポートすること
仕切りの箱にふたをつける・・・
使い勝手としてはどうかな?と思いましたが、本人がとても楽しそうだしかっこいいのでOK!
入らない定規は上に乗せるのはどうも嫌みたいなので、箱を切って小さくするアドバイスで解決!
「キレイだけど取りにくくないかな?」というアドバイスには
「あ!そうか!」とすぐに改善策を考えてくれる
片づけが苦手でも、工作が楽しければOK!
同じ5年生でも、個性・性格・こだわり・感性によって収納方法も様々
こうして失敗も成功も積み重ねる事で、
何事も自分にぴったりで、さらに効率的な方法を見つけていくのです。
この成長の芽を、代わりに片づけることでつんでしまってはいけません。
親は、出来たら褒める、困った時にサポートする
片づけを通して、失敗も成功も次のやる気につなげる事が大切なのです。
最後に感想を発表
おどうぐ箱を片づけた子ども達の感想です。
◇ すっきりしました
◇ 片づけなさい!って言われると嫌だけど自分からやってみたら楽しかった
◇ 引き出しに仕切りをしたら、モノのおうちみたいで気持ちいい
「おうちでも片づけてみたくなった人〜」と先生が聞くと多くの子どもが
「は〜い!!」と元気よく言ってくれました。
後日先生から頂いた授業の提出物
※掲載許可頂きました
「授業の後、おうちでも片づけたという子が多くてびっくりしました」
と先生からも嬉しいご報告を頂きました(^^)
子どもの片づけに親のサポートは重要です
今回の家庭科見学で学んだことは
・ 学んだ事を実践し体験させること
・ 出来たらたくさん褒めてあげる事
・ なにより楽しく取り組むこと
お片づけは大人になってもずっと続きます。
芽生えた「やる気」を育てるために、おうちでのサポートはとても大切です。
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- 常に親の都合で片づけなさいといっていたことに気づき、別のアプローチが必要だと思いました。
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- 子どもが片づけてくれない原因がわかった!!
という声を頂いています。本に書いてある片づけ方法ではなく、自分の家庭にぴったりの片づけが見つかりますよ。
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